ピルと医薬品の併用すると効き目に影響する?

ピルの服用中に、医薬品を使用する場合には、注意が必要です。
市販の薬なら種類を問わず問題ありませんが、医師に処方してもらう医薬品には、ピルの効き目が低下するものがあります。テトラサイクリン系抗生物質やペニシリン系抗生物質は、広く処方される医薬品ですが、ピルが腸で再吸収されるのを妨げる作用があります。そのため、避妊効果が低下したり、不正出血が起こる恐れがあります。これらの医薬品は、他の薬でも代替できるため、ピルを服用中であることを医師に告げて、薬の種類を替えてもらいましょう。
他にも、結核の治療に使われるリファンビシンや、抗不安薬のバルビツール酸系製剤、てんかんの予防に使われるヒダントイン系製剤など、ピルの効き目を悪くする作用がある医薬品はいろいろあります。
逆に、併用した医薬品の効き目に影響を与えるケースもあります。ステロイド剤や三環系抗うつ剤、喘息や気管支炎の治療で使われるテオフィリンなどは、ピルと併用すると作用が増強する恐れがあり、血糖降下剤やてんかんを予防するラモトリギンなどは、作用が弱まる可能性があります。
これらの医薬品による治療を優先する必要があるケースもありますので、自己判断せずに、ピルを使用していることを医師に伝えて指示を仰ぎましょう。
この他、注意したいのがサプリメントのセント・ジョーンズ・ワートです。これは、セイヨウオトギリソウとも呼ばれ、ピルと併用すると避妊効果が落ちたり、不正出血が発生するという報告があります。ダイエット関連のサプリメントや健康食品によく含まれていますので、これらの製品を使う場合には、表示をよく確認して、セント・ジョーンズ・ワートが含まれていないものを選びましょう。